ひろせ 1月

心斎橋の表記の店を友人と訪問。毎月月初に献立が変わるので1年以上皆勤で伺っているんだけど全く飽きることがない。8000円という和食のコースにすると比較的リーズナブルな価格のなかでできる限り上質の食材を丁寧に仕事をして客に供するスタンスは毎回頭がさがる思いである。

カウンター6席を早めに予約をして店主の仕事ぶりを見ながらいただくのが大好き。ソムリエの資格も持っていらっしゃって置いているワイン、日本酒にも一家言を持つ。起伏にあふれた旬の食材を使ったコースは何を食してもつい「美味しいねえ」という言葉が出るものばかり。

座付はカリフラワーのすり流し。出汁がしっかりと効いていてほっこりする味わい。蓮根餅とミニ慈姑が入る。

続いてこちらのお店ではいつも揚げ物が登場する。この日は鱈白子を細かいパン粉を使用してフライにしたもの。粒マスタードを使ったソースも味わい深い。

お造りは昆布締めにしたヒラメで諸味噌につけた卵黄を巻いたもの、天然鯛の腹身部分、ハリイカ、錦糸巻きにした鯖のきずし、提げマグロ(私はマグロが苦手なので車海老を用意してくれた・・・感謝)藁で燻した鰆、数の子と雲丹の和え物の7種盛り・・・

なんとも贅沢な盛り合わせである。盛り付けも装飾を排してシンプルでとても美しい。

椀物はずわい蟹の真薯。箸を入れるとほろほろと解け、出汁の塩梅もパーフェクト。あしらえの新筍、鶯菜、金時人参も正月らしくて清々しい。

焼物は鰆の葱味噌焼き。麦焼酎が進みまくる逸品。あしらえは一寸豆の蜜煮、ごぼうの胡麻酢掛け、蛸の柔らか煮、のしこんにゃく、蓮根の親子煮など。。どれも手のかかったものばかり。

鯛の子の玉締めと絹さや、梅麩の炊き合わせ。

ロゼに火入れされた鴨ロースに金柑のソースを合わせたもの。あしらえは干し柿でクリームチーズを巻いたものとほうれん草。ビジュアルもかなり美しい。

食事は自家製のカラスミご飯。美味しくないわけがないけど糖質制限中なのでパスをする。

デセールはブランマンジェと栗の蜜煮と黒豆。

食後は一人で心斎橋のテキーラバーで一休み。。

過去のひろせはこちら

大阪市中央区東心斎橋2-8-23イケダ会館1F
06-7713-0543
17:00~翌0:00


カテゴリー 心斎橋/四ツ橋, 難波 |