2019年02月

大黒

休日の昼間に表記の店を友人と訪問。

明治35年創業のかやくご飯で有名な老舗で最近は外国人の客も見ることが多い。
場所は御堂筋千日前の北の筋を御堂筋から西に入ってすぐ。
店内は8人ほどが座れば窮屈になりそうなテーブルが2卓。
当然相席になるがそれはそれで問題はない。

100年前の創業当時はお米が貴重なのでご飯に混ぜものをして体積を増やしたところからこのメニューが生まれたらしい。だから漢字表記では「火薬ごはん」でなく「加薬ごはん」というらしい。

お店の方がとても親切なので狭いけれどストレスは感じない。焼酎と一緒に好きなものを適当に注文する。

季節メニューの鯛の子の炊いたもの、酢牡蠣を所望する。粕汁もかなりいい酒粕を使用しておられワンランク上の高貴な香りが鼻腔を刺激する。鯖の塩焼きが有名なんだけど今回は鮭を所望する。看板商品の具が細かく刻まれたかやくご飯は出汁がしっかりと効いて後味もとてもいい。普通のメニューばかりなんだけど何を食べても美味しいのでたまにどうしても訪問したくなる店の一つなり。

大阪市中央区道頓堀2-2-7
06-6211-1101
営業時間: 11:30-15:00
17:00-20:00
定休日: 日月祝


カテゴリー 難波, 和食 |

ひろせ 2月

私が毎月必ず訪問する心斎橋の和食店を友人と訪問する。毎月月初に献立が変わるのと丁寧な仕事ぶりで全く飽きることがない。コースは8000円一本勝負。

店主の仕事を見ながら食事のできる6席のカウンターが特等席。店主の広瀬氏はソムリエの資格も持っておられるので置いているお酒も一家言あり。

西心斎橋にある「ゆうの」出身の若きご主人の才気あふれる仕事は最近は安定感が増し奇を衒うようなこともなく美味しい料理を提供される。

座付は温かい粕汁でスタート。鰤をつみれにしたものと大根の出会いもの。酒粕が勝ちすぎない 味わい深い料理屋の粕汁。。

続いて粟麩の揚げ煮にウルイと蓮根を合わせたもの。蕗の薹を使った味噌ソースがとても秀逸。

糖質制限中なんだけどこの日は松の司と奥播磨を少しだけいただく。

楽しみの割鮮は穴子の稚魚ののれそれ、皮目を炙った太刀魚、皮付きのハリイカ、錦糸巻きにした鰆、昆布しめの鯛、平目、河豚のたたきの7種盛り。。これだけでもこの店に来る価値はあると思う。日本酒と一緒に少しずつ楽しむ。

煮物椀は浅利真薯。霞大根の下には生海苔が添えられる。出汁も昆布をしっかり効かせた難波割烹ならではの喰い味の仕事。

炭火で焼き込んだこの日の太刀魚の美味しさは突き抜けている。大きいものではないがかなり上質であることは食せばわかる。あしらえのこごみ、芽キャベツ、一寸豆のビジュアルもとても美しい。魚の下にはカリフラワーのソースが敷かれる。

鱈の白子を潰してプリン状に固めたもの。酸味の効いたジュレでいただく。さっぱりしているんだけどとても味わい深い。

牛ほほ肉の煮込み。添えられた薬味の粒マスタードもとてもいい。チジミホウレンソウ

食事は河豚の炊き込みご飯。

デセールはヨーグルトプリンにみかんのゼリーを掛けたものと金柑。。

今回もとても美味しく大満足。。小さな店なので予約必須。。。

過去のひろせはこちら

大阪市中央区東心斎橋2-8-23イケダ会館1F
06-7713-0543
17:00~翌0:00

天下茶屋駅にある天牛堺書店が年末に閉店。お客さんのお店の閉店を惜しむメッセージがシャッターに貼りまくられていたのを見て少しウルウルした。

カテゴリー 心斎橋/四ツ橋, 和食 |

島根県色々

忙中閑あり。島根県にある世界遺産の湯泉津温泉(ゆのつおんせん)を目指して伊丹から出雲縁結び空港に向かう。空港でいただいた島根和牛を使った鉄板焼き。

和牛が120g入っているとのことだけどあまり存在感を感じさせない。玉ねぎとキャベツ炒めに固い肉が少し混在している感じ。。。

アゴ野焼きと呼ばれるちくわのような蒲鉾。飛魚のすり身で作っているとのこと。ちくわより大きいけど特にどうってことはない。

安来市にある足立美術館は山陰に来ると必ず立ち寄る。季節ごとの庭園の景色の変化がとても美しい。今回は雪を被った幻想的な庭を見たかったが残念。

松江の皆見という120年続く旅館の名物の鯛めしを食す。鯛の身と裏ごした黄身と白身、大根おろしと葱と海苔と山葵をご飯の上に乗せて出汁をかけていただく趣向。松江に来ると必ず立ち寄るお店。

島根県の太田市にある名山の三瓶山にある国民宿舎の三瓶荘で蕎麦をいただく。10割蕎麦でつなぎを使っていないのでプチプチと切れまくるけどそれもまた風情。辛味大根と山芋、葱、山葵を添えて出汁をぶっかけていただく。一枚目をいただいたら残った出汁を2枚目に入れてその残った出汁を3枚目に入れていただくのだ正式とのこと。

石見銀山周辺の街並みを見て世界遺産の温泉津温泉を訪問。鄙びた温泉街で公衆浴場の元湯と写真の薬師湯の外湯が有名。大正8年築の洋館で自然噴出の源泉掛け流し(源泉温度46℃)で日本温泉協会の天然温泉認定の最高評価を取得しているとのこと。

他の客もいなかったのでゆっくりと湯浴みを楽しむことができました。田舎の隠れ宿なんだけど芸能人やプロ野球選手のお忍び利用も多いとのこと。

宿泊した旅館含めて良いところでした・・・・・


カテゴリー 中国地区, その他料理 |