2020年04月

スタンドアサヒ 4月

阪和線の南田辺駅前にある大阪三大居酒屋の一つと言われる表記の店を訪問

強烈なコスパと年季の入った味わい、丁寧な仕事が人気で普段は開店から閉店までずっと満席。地元の客はアサヒスタンドと呼ぶ。

働いている方も90歳を超えるご主人含めシニアの方ばかりで構成。寺島しのぶさんにそっくりの久美子さんという女将さんの切り盛りも必見。

まずは小鉢という名前の大鉢に入った炊き合わせ350円。旬のホタルイカ、魚の卵、かぼちゃ、蕗、きぬさやが入る。しんみりとしたいい味わい。。客のほとんどがこれを注文する。

もう一つの名物がさばからきずし300円と呼ばれるきずしにおからをまぶしたもの。。鯖の酸味がおからで抑え込まれてとてもい。お酒が進みまくる逸品。

旬の筍を使った木の芽和え350円もかなり美味しい。青寄せもきちんと作ってあって味わい深い。

この店で是非食べて欲しいおでん。女将さんがしょっちゅう味を見て出汁を継ぎ足ししたりする。しっかりとした味付けだけど品がある。

大振りの焼き鳥(2本200円)もモモ肉を時間をかけてカウンターの前で焼き上げる。時間をかけて焼くので玉ねぎにもしっかり火が入ってとても美味しい。

筍の煮付け400円は硬い根本のところと先のところの食感の異なりが面白い。

なまこ450円もカットしてポン酢につけただけではなくて丁寧に下処理してあってちょうどいい硬さと味わい。柚子の皮と芽紫蘇がポイント。

真ん中のカウンターに座ったのでご主人含めたスタッフの方の仕事がよく見える。高齢のご主人は刺身担当。。

大振りのエビフライとカキフライの盛り合わせ1000円を特別に作ってもらう。大きくて太いエビは食べ応え満点。。自家製タルタルソースも秀逸なり。

うなぎの白焼き1500円も目の前で何度もひっくり返しながら女将さんが丁寧に焼き上げる。皮はパリッとしていて身の部分も強めに火入れしているので小骨は全て焼き切れている。わさび醤油でいただくとお酒がさらに欲しくなる。ごちそうさまでした。。近くの桃が池公園の夜桜を見て家に帰る。

過去のスタンドアサヒはこちら

大阪市東住吉区山坂2-10-10
06-6622-1168
17:00〜22:30
定休日 日曜・祝日

 


カテゴリー 南田辺, 居酒屋 |

かどや

緊急事態宣言でできるだけ出歩かないようにと思いながら晩御飯難民になりそうだったので天王寺で開いていたViaあべのWalkにある表記の一人焼肉店を訪問。

最近は首都圏を中心にチェーン店の一人焼肉の店を見ることが多いけどこちらのお店はその先駆者で40年くらい前からこのスタイルでやっている。比較的廉価でいただけるランチ焼肉も大人気。カウンター11席がいつも満席。

自身が35年くらい前にアベノ銀座の商店街でお店をされていた時にもよく訪問した記憶がある。白髪頭になったご主人を見ると時の経つ速さを感じる。

お店はご夫婦で分業をしながら営まれる。普段は超満席なんだけどこの日は比較的空いていたので壁にあるテレビのニュースを見ながら大盛りサービスの麦焼酎のロックとともにゆっくりを食事をする。

ガスのロースターなので一人でもうまく焼くことができるのが嬉しい。

いつも注文する上盛り合わせ1700円はロース、ハラミ、タン、ミノで構成される。つけだれは濃いめの醤油系にネギがたっぷり入ったもの。ご飯との相性は抜群だけど炭水化物は節制する。

盛り合わせと別にロース1700円を注文。この店で一番高価なメニューだけあってとても美味しい。ありがちなモモ肉ではなくてちゃんとしたサシの入ったロース部分を使用。ボリュームも申し分なし。自分のペースでゆっくりと焼肉とアルコールをいただきタンパク質もしっかり補給できて大満足。ごちそうさまでした。

過去のかどやはこちら

大阪市阿倍野区阿倍野筋1-6-1 ヴィアあべのウォーク1F
06-6641-6611
11:30〜13:00 17:30〜21:00


カテゴリー 天王寺/阿倍野, 焼肉 |

まさる 4月

ここ半年くらいずっと肉体改造のためにパーソナルジムに通っているため炭水化物を抜いていて寿司を長い間食べてなかったんだけど意を決して自身の一番好きな表記の店で寿司のみをお腹いっぱい食べようと訪問。

私が個人的に一番寿司が美味しくて価格と内容のバランスがいいと思っており20数年間通い続ける夕陽ケ丘の辺鄙な場所にある寿司店。人気店なので17時の開店と同時に一人で伺う。

大男の坊主頭のご主人の顔はかなり怖い。日本酒を水のように飲むことで飲食業界では有名。。しかしながら握る寿司はとても繊細。高級寿司店にありがちな張り詰めた空気は全くない。気楽に気さくに食事がいい。寿司に自信があって寿司以外の「あて」は新地の料理店で食べてくれと言われる。

この日はしっかりと寿司を味わいたいためにお酒を封印して熱いお茶を所望する。鮪と鰹が苦手なのでそれを除いてあとはお任せ。

寿司の扉は鱚の昆布締めから。大葉が中に射込まれる。続いて上品な脂が舌を撫で上げるアマテカレイ。この季節ならではの幽けき甘みを感じるアイナメ。塩で供されるハリイカ。皮目と身の間部分の脂が香ばしいカマス。皮目を炙って芽ネギと肝と紅葉おろしをあしらったキンキ。

ゼラチンたっぷりのえんぺら部分を切りつけて頂いた煮アワビ。オリジナルシェイプの車海老は中に頭の味噌が射込まれる。北海道産の最高級雲丹。太鼓橋のようなしめ鯖と続く。

渡り蟹の肩部分の身に内子を添えたもの。北海道産の粒貝には山椒がかけられる。大きな煮蛤は火入れが素晴らしい。香りがしっかりと残る赤貝。ふわふわの仕上がりの鰻。色々な野菜がいっぱい入った袱紗玉子と続く。

コースと別に追加で皮目を炙ったのどぐろ。いくら軍艦、あん肝、小柱、アナゴ、キャベツとミョウガの細巻きでフィニッシュ。今回は21貫でギブアップ・・・・以前は30貫いただいたことがある。それだけのネタを常時揃えておられることに敬服する。次回は6月初夏に訪問する予定。。かなりいいお店です。。

以下お店のHPより・・・・「寿司のうまい寿司屋」当たり前のことですが米粒をおいしく食べてもらうのが寿司屋の仕事だと思っています。酒の肴や飲み物にはこだわるつもりはありません。 拘りは、1つ1つの寿司に対して丁寧に手業を加え、味は勿論、見た目もしっかりしています。またシャリが小さめで女性でもたくさん味わえる所も魅力です。 また、ネタは17年間信用している魚屋から直仕入をしております。食べごろの状態で、寿司本来の美味しさ 是非、隠れ屋に足を運んで下さい。多くを語るつもりはございません。食べていただければかならずうまさにわかります。気さくにご注文いただければ幸いです・・・

過去のまさるはこちら

大阪市浪速区下寺2-3-10
TEL:06-6649-7227
営業時間:平日 17:00~翌2:00 日祝 17:00~23:00
定休日:水曜日


カテゴリー 四天王寺前夕陽ヶ丘, 寿司 |