2022年04月

楡庵 福源

南海本線住吉大社駅下のショップ南海にある総菜店。以前は住吉大社の南側の住宅街で仕出し店をされていたんだけど10年くらい前にこちらに移転。ベテランのご主人が一人で作る惣菜は派手さはないけどかなり上質。テイクアウト専門でパックに入った煮炊きものやハンバーグ、和風のスパイスカレー、刺身、かやくご飯などレパートリーはかなり広く何をいただいてもワンランク上の美味しさ。

私もコロナ禍で外食しにくい時は週に2回くらい購入していた時期もあったけど全く飽きることがなかった。

数種類の手作り感満載のお弁当やおかずの盛り合わせなどもあってこれからの季節、住吉公園でのお花見にぴったり。
お弁当や惣菜もかなり美味しいけどオススメは鰻弁当。鰻の量で3種類に別れていて私はいつも真ん中の1600円のものを所望する。
注文ごとに温かいご飯を折に入れて鰻を再加熱して5分くらいで仕立てていただける。

別売りで「肝の煮付け」もあれば必ず購入をオススメする。

一見地味な鰻弁当なんだけどタレの塩梅や鰻の焼き加減など完璧と感心しながらいつも美味しくいただく。個人的には大好きでヘビーユースしているデリカテッセンです。。

お店の壁にはご主人のお父さんが書かれた達筆な毛筆の書が飾られる。以下原文・・・

その昔(明治〜大正)浪速の堂島・北浜あたりには米問屋が軒を並べ天満界隈では河内・泉州方面から小舟や大八車で運ばれた農産物がセリにかけられ市町村に出回ったそうな
西区江戸堀の川辺にざこばといはれた水産物の卸賣り市場があったそうな
初代福源は淀川・大和川・河内・泉州方面より遠くは出雲の宍道湖より入荷した鰻・鯉・鮒・鮎・すっぽん・もろこ・川海老・蜆・浅利・蛤・等々淡水魚の仲卸業を営んでいたそうな
昭和の初に安治川沿に今の中央卸売市場が開場され二代目福源が開店した
私の子供の頃(昭和十年前后)には出目金・かじか・小亀・ざりがに等も賣られていた事等覚えている
昭和十二年支那事変から大東亜戦争へと昭和の激動期に入り食糧難の時代が来る
終戦後二、三年を過ぎ中央市場も活気を取り戻し「喰いだおれ大阪」の台所として現在全国各地より特産物が入荷しているが当時(昭和の初期)天然鰻も近畿、四国、鳥取、岡山方面から毎朝入荷し中でも淀川、大和川の河口でとれた鰻は品質が良く高値で取引されていたそうな
福源ののれんを受けつぎ鰻にこだわりを持ちつづけるのも淀川の水で遊び育った者の一つの生き方であらうか

大阪市住吉区長峡町 3-14
木曜休み


カテゴリー 住吉, 住吉公園, 住吉大社, お弁当, 和食, その他料理 |

中華居酒屋 河辺草

3月29日に本町で開店した大衆中華料理店。たまたま当日の11時ごろに店の前を通ったら大量の祝い花が飾られていたのでしばらく眺めていたらお店の方が出てきて「どうぞ」と案内いただく。私が記念すべき1番目の客とのこと。。なんとなく嬉しかった。。

カウンター席に案内いただきメニューを拝見する。場所柄、日替わりの定食や様々なガッツリ系のランチセットがたくさん並ぶ中で、迷っていたら福建省出身の女性の方がメニューに載っていない排骨飯(パイコーハン)を勧めてくれたのでそれを所望する。

店舗はビルの2階なんだけど視認性もよくテーブル席もたくさんあって価格もお手頃。カウンターの中では中国人の男性3人が調理を担当する。

柔らかく煮込まれた豚肉の軟骨部分は甘辛くてご飯がよく進む。溶けるような肉の柔らかさとコリコリした関節部分の食感がとてもいい。ご飯の間にキャベツの千切りが挟んでありとてもヘルシー。帰りは外までお見送りいただき、象のような小さなぬいぐるみをいただいて店を出る。ごちそうさまでした。。

 

大阪市中央区瓦町4−3−14
営業時間11:00〜23:00
日曜日定休


カテゴリー 本町, 中華料理 |

3月雑記

3月も私の駄文を見ていただきありがとうございました。まん延防止措置もあり普段使いのお店ばかりだった気がします。日記に記載していないヘビーユース店などを忘備録として記します。

歯科治療の後に訪問した「つるとんたん北新地店」の親子丼1180円。小さなうどん付き。洗面器のような器に入った親子丼は卵の火入れも良くてとても美味しい。うどんもコシがあって出汁も鰹の香りがしっかり立って予想以上の美味しさ。

季節の創作メニューで「桜鯛あんかけ玉子とじうどん」や「明太子バターうどん」「桜海老とシラスのペペロンチーノうどん」「春の貝とほうれん草クリームのうどん」「春キャベツと明太もつ鍋うどん」などもあったけど食指が動かず・・・年齢のせいかな・・

住之江区の安立町にある「とん助」は北加賀屋の「ニューとん助」とは全く別のお店。商店街の入り口に位置する。数年前にご主人が亡くなって今は年配の奥様が厨房に立つ。 この日は「ヘレかつとカキフライのセット1100円」を所望。ボリューム満点で美味しくいただきました。

スシロー北加賀屋店。自社の近くにあるので時間のない時にサクッと訪問して食べる。毎回新しいネタがあって勉強させていただくことが多い。

ヘビーユースするあべのキューズモール北側のあべのウオークにあるアベノ珉珉
でエビ入り水餃子480円 とり唐揚げの唐辛子炒めラースージー920円をいただく。酎ハイと一緒にいただくと気分が晴れる気がする。

同じあべのウォークにある立ち飲みの「酒解」は新鮮な魚介が驚きの価格で提供される。この日は珍魚の「おじさん」のお造り488円。半分皮を炙ってくれているのが嬉しい。

阿倍野にある「そばよし」の胡麻切りそば。そばにコシはないけど独特のゴマの香りがとてもいい。価格も良心的で利用しやすいお店。

力餅食堂玉出西店のカレーうどん肉多めと赤飯のセット。個人的にはカレーうどんはこちらのお店が一番好み。夏場の食後のかき氷も楽しみ。

北加賀屋駅徒歩7分の大衆老舗洋食「ニューとん助」のエビフライ(大)は食べ応え満点。タルタルソースでなくニンニクたっぷりのオリジナルソースが病みつきになりそう。分厚いとんかつWやふわふわのハンバーグもおすすめ。

住吉大社徒歩1分の路地にあるwa coffeeは焼き菓子で個人的に大好きなお店。ヨーロッパやカナダのレシピで早朝から焼き上げるお菓子は昼頃には売り切れてしまうことが多い。

遠方から買いに来る方も多く、色々な飲食店などからの引き合いもあるけど一切断っておられる。この日は看板商品のタルトタタンをイートインでいただく。この日はこれ以外に「フェスタチーズとネギのスコーン280円」「バニラスコーン」「焼き野菜とゴーダチーズのエンバナーダ220円」「シナモンシュガードーナツ」「クロワッサン」「アーモンドクロワッサン280円」「いろんなナッツとチョコレートガナッシュのタルト480円」「ホワイトチョコとクリームチーズをアイシングした人参のケーキ460円」「レモンケーキ360円」「アップルパイ360円」「キウイベリーとパイナップルスパイススクランブルタルト460円」「ベリーとイチゴとバルサミコのガレット480円」「たっぷりのリンゴとアーモンドにスパイスを加えたダッチアップルパイにはオートミールが入る480円」「イチゴとホワイトチョコのチーズケーキ480円」 その他クッキー8種類くらいが並べられている。。

松屋町の交差点を南に50mにあるカフェのHutは自家焙煎ペーパードリップのコーヒーと季節のデザートの隠れ家のようなお店。以前もイチジクのタルトがとても美味しかった記憶がある。店内は2名掛けテーブルが4つとカウンター2席のみ。かなり静かでゆっくりコーヒーを楽しんだら退店。

40年前から通っている大国町の木津市場にある三ツ輪食堂。神経質な方には厳しいかもしれない店内は常連率がかなり高い。和牛を玉子で巻き込んだ肉巻きが名物。この日はトロトロ食感の焼き豚とエビの天ぷら3本と粕汁をいただく。

長居近くのお寺の門前に張り出される毎月変わる書に暫しの学びを得る。本日は年度替りで入社式もあり背筋も伸びる。

4月もよろしくお願いいたします。


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