男のオーガニックカフェ DJANGO

阿倍野区の松虫交差点東にあるこだわりカフェ。先月も訪問したけど今度は一人ランチで伺う。お店は看板(小さな表札のようなものはある)もなくパッと見は美容院のような感じ。重たい木の扉をあけるとキャップを被ったイケメンの店主(Jackさんというらしい)が温かく迎えてくれる。この方の話し方もとっても穏やかで見た目も何もかもがかっこ良すぎる・・・

店は店主の趣味性に溢れたかっこ良すぎるつくり。ブラウンで渋くまとめられていて古材などもうまく使った固い感じのナチュラルテイスト。全部店ごと手作りらしい。LAのビーチのダイナーのような空気感が店内に満ちあふれている。

BGMはプレーヤとレコードと真空管のアンプが奏でるJazz。壁の質感や計算された70年代の照明とソファーの緩さなどクオリティーが凄過ぎて一言で言えば素敵な空間である。しかし食事も含めてこの良さがわからない方は全くわからないであろう。

以前に夜に訪問したときとっても美味しかったベーグルのついたプレートランチ1500円を所望する。

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最初にみじん切りの野菜のいろいろ入ったスープ。温かくて優しい塩梅。野菜のエキスが思いっきり入ってほっとする。

お店のHPには

料理の主役は、土づくりからはじめた畑で有機栽培した野菜。
たくましく根を張った玉ねぎ、真っ赤に熟したトマト、
ゴツゴツしたかぼちゃなど、
旨みと滋養が凝縮された自慢の素材をゴロゴロ使い、
男性も満足できるボリュームに。
味わい深いコーヒー&ベーグルは、
通もうならせる“DJANGOオリジナル”です。
そして、わが家のようにほっとくつろげる内装も自分たちの手づくり。
壁や照明に椅子、カップからカトラリーまで、
ひとつひとつ時間をかけて作り込みました。
そこに流れるのはMose Allison,Eddie Jeffersonなど
懐かしくも熱いJAZZの名曲たち。
いい音楽を聞きながら旬の野菜ご飯をガッツリ食べて大いに語らう、
少し武骨で気の効いた空間、僕が20年間思い描いてきた
『男のオーガニックカフェDJANGO』です。

この文章だけでノックダウンだぜ!!格好良過ぎ!

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注文したプレート登場。一押しの自家製野菜サラダは彩りもよく野菜の味がする。人参の葉っぱは少し苦い。うさぎになった気分になる。手前のはほうれん草のパスタ。身体に良さげで普通に美味しい。。

隠れているのが「かぶのピクルス」で甘くて酸っぱい青春の味。手前のカップに入っているのが豚バラのマスタード煮込み。。これもとっても優しいお味。野菜の味がしっかりわかって面白い。

自家製ベーグルは生地から焼き上げまですべて手作りでモチモチしてカリカリして香ばしくて少し甘くて私の口に合う。250円でテイクアウトも出来るらしい。

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コーヒーを所望すると半分は中煎りで挽いて半分はフライパンを使って豆をしっかり炒るそれを合わせて提供。こだわりの深さに脱帽。

前回の訪問はこちら

大阪市阿倍野区王子町2-4-11 1F
tel.06-6115-7955
11:30-15:00(Lo14:30)
17:30-22:30(Lo22:00)
CLOSE
Tuesday
1st,3rd Wednesday
www.django-cafe.com

ジャンゴ

昼総合点★★★☆☆ 3.5

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吉野家 住之江公園店

一人深夜映画の前に一人吉野家。前から気になっていた牛すきやき鍋を頂きに伺う。たまに訪問する店舗なんだけどカウンターが15席取り払われてテーブル席に改装されていた。お店の狙いどおりに家族連れが数組銘々で鍋を食す姿が見えた。

価格は並牛丼の2倍以上というかなり強気の税込580円。晩ご飯として頂くのであればやよい軒などと比較すると2割以上程度安いので価格の優位性は充分にある。

この新商品は吉野家の提唱する「ゆっくり路線」なんだけど煮込んだ肉と玉ねぎを白ご飯にぶっかけて提供時間と食事時間の早さで回転数を上げて人時生産を高めるオペレーションがこちらの会社の利益の源と思っていたが今回真逆をされる意味をこの目で見いだしたかった。。

普段は店員さんは朝は1名で昼は2名、ピークは3名でまわされていたがこの日は21時で4名の人工数。鉄鍋を洗ったり固形燃料の用意をしたりする手間が増え、食材も牛丼と異なる肉を使用していると聞くがその準備などオペレーションが煩雑になった分、スタッフが増えているのであろう。

しかし安易なメニューではなくこれだけのコストをかけてでもファストフードにイノベーションと変革を起こそうとしている吉野家の動向を見続けたい。原理原則に反してどこまで利益を上げることが出来るかこの冬を越した頃には結論が出ているであろう。

注文してからの提供時間はおよそ5分。今までの吉野家では考えられなかった時間である。固形燃料がゆらゆらと鍋を加熱しながら店員さんが持って来られる。

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北米産の牛肉はそう悪くはない。思ったよりも脂身も少なく食べやすい。というか出汁が甘くてしょっぱくて肉の味はあんまりわからない。しかし平打ち麺、ネギ、豆腐、タマネギなどの副菜が大活躍で食べ飽きずに御飯がしっかりと頂ける味加減となっている。玉子は鍋に入れてもいいとメニューに書かれているがたぶんそうしない方がいいと何となく思った。

これで価格は並盛り580円、大盛り680円と言うのは牛丼屋の食事としたら高いかもしれないけどすき焼きを食す金額としたら充分であると感じる。これが500円を切るといいだろうなと感じた。

早食いの私でもこの日の滞在時間は25分。晩ご飯としたら早いかもしれないが店のサイズを考えると昼間にこれを注文されると厳しいものがあると推察される。次はチゲ鍋を食して自分なりの経営分析をしてみようと思った。


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天津

またまた凄い店を見つけてしまった。知人の紹介で訪問した表記の店。店名は全くない。大正区の平尾の商店街(サンクス平尾)の東を抜けたところ。目印は中華料理と書かれた暖簾のみ。この暖簾も色が落ちているので見落とす可能性あり。

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一見ではたぶん入れないであろう。意を決してエイヤで突入。店は4人掛けテーブルが2つとカウンター席が6席だけの狭い店内。古いけど綺麗に掃除されている。

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メニューは中華そば400円でその他のものはすべて500円。おすすめの定食と呼ばれる中華そばと焼き飯の小がセットになったものが700円。 私は定食を所望する。

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厨房は女性店主一人。焼き飯が名物と言っていた。どう見ても80才は軽く超えた感じ。フライパンを操り鉄のへらで御飯を押さえつけながら炒めまくる。静かに丁寧にしっかりと調理をされる。学校から帰ってきておばあさんに夕ご飯を作ってもらっているような錯覚を覚える。

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出てきた焼き飯は薄く焦げ色のついたもの。御飯はパラパラ。一言で言えばしっかりと炒められた醤油味の家の焼き飯って感じ。玉子、人参、玉ねぎ、ネギ、焼豚が入る。私の口にはとても合う。この店主がつくったと思うだけで最高のご馳走となる。

自分で冷たい水を入れてテレビをみながら食す。

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ほどなく中華そばが登場。澄んだスープがいい。店主の顔もピカピカしていい人生を送って来られたオーラが出る。「仕事をしてたらボケないから」と言っておられた。年齢は最後まで言わなかったけど曾孫がいてると言っていた。美味しいとか不味いとか言う下劣なジャッジメントはこの店では不要。神を前に晩餐を頂いている気持ちになる。。凄いよこの店も。

大阪府大阪市大正区平尾3丁目11-5


カテゴリー 大正, 中華料理 |