志まもと

東京から帰って次の日は長崎の離島の対馬にゴー!!

風光明媚とはこの場所のためにあるようなところで文明の通り道とも言える歴史ある島。もちろん素晴らしい郷土料理をいただいた。この島一番の料理旅館の表記の店は天然魚のいけす割烹として多くの食通や芸能人が訪問する場所らしい。

まずはお造り。。5キロくらいありそうな天然鯛と巨大な石鯛と連子鯛の盛り合わせ。連子大の刺身は久しぶり。。。地酒と一緒にいただくと死にそうになった。。

【ろくべえ】という郷土料理はさつまいもを発酵させ、何ヶ月もかけてでんぷんと繊維だけを取り出したものから作る麺。。見た目は蕎麦みたいだけど食感が全然違うことにびっくりする。タピオカに近いか。だし汁によく合う箸休めのような感じ。実際に「六兵衛」という方が生み出したと言われており対馬と島原半島に郷土料理として受け継がれているらしい。

そしてメインの郷土料理の石焼登場。。天然の海の幸を大きな石の上で焼いてポン酢かゴマダレでいただく趣向。。

特製のつけ汁(酒に玉ねぎ等を混ぜた汁)にくぐらせて、生臭みをおさえるの対馬スタイル。いい音をたててと焼かれていく海鮮達は、まるで島の魚介の踊り焼きと言った感じ。

大きなサイズの穴子は脂たっぷり。。石鯛もレアでいただくと最高の滋味がある。アオリイカやサザエに鯛、ぴちぴちの鯵はこんな美味しい物はじめて頂いたと言った感じ。

小さな鯵は埠頭から入れ食いで釣れると言っておられた。

女将さんが一品ずつ焼きながら説明いただき最後まで食事を楽しむことが出来た。

対馬市厳原町国分1380

電話番号:0920-52-5252
営業時間:11:30~14:00/17:00~21:00(OS)

志まもと魚介・海鮮料理 / 対馬市その他)


カテゴリー 九州地区, 和食 |

東京格安蕎麦店視察②

翌日の9時に麺製造メーカー社員一押しの歌舞伎町を中心に赤坂や麹町に出店する「いわ

もとQ」という店を訪問。新宿区役所近くあづま通り沿い。いわゆる新宿区役所裏の超ディープゾーン。。

この店も入口に券売機があって食券を店員に渡して呼ばれたら商品を受け取るスタイル。

店内は、立ち食い用のアイランド型テーブルが中央に二つ。15~16人くらいは立てそうなかんじ。そのほかに、壁向かいのカウンター席もいくつかあります。こちらは椅子付きなので、立ち食いに抵抗のある方でも気兼ねなく食べられそう。

朝なので軽めのかけそばにしようと思ったがついでにミニ天丼をいただく。ついでにもりそばも所望。もりそばの汁は少し甘め。しかし鰹の風味がしっかり感じられてとてもいい。

細目の蕎麦は一口食して驚いた。。この価格(280円)でこの完成度はビビる。コシがしっかりしていてのどごしもいい。そば自体の味も風味があって美味しい。

もりそばを食すとそばの味が特によくわかる。細切りのツヤツヤしたそばを鰹の香りがしっかりするつゆにつけて食べてみると、スルスルと入ってくる。これは立ち食いそばのレベルではないと正直思った。

天ぷらは注文があってから揚げてくれるので熱々のさくさく。この店の岩本社長は前職のセブンイレブンで身に付けた商品知識・販売スキル・マーケティング・人材育成と幅広い経営ノウハウ(いわゆるチェーンストア理論を)を学び経営に活かしているらしい。

「素人が揚げても、普通の素材でも、揚げたてなら美味いはず」との社長のコメント通りでミニ天丼の方は海老、インゲン、茄子が揚げ立てでサクッとしていて中は熱々。

驚くべきはこれを店員一人でさせていること。普通は2人は必要であろうと思うがここがチェーンストア理論のキモの部分か。。この店しかも24時間営業。

もう一つ驚いたのは教育が良いのか接客態度が素晴らしい事。入店時や退店時の挨拶、注文を受ける時の対応までしっかりしている。かけ出しも一つづつ温めて提供。 天ぷらは本当に一々揚げている。

難をあげれば立ち食いそばなのに出てくるのが割りに時間がかかること。

しかしながらこの店は私のこれまでの立ち食いそばの概念を変えた。
「いわもとQにイッテQ」である。

新宿区歌舞伎町1-4-8らんざんビル1F

定休:無休
平日:24時間
土曜:24時間
日曜:24時間

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番外編

上記の店の周りだけで数件ある蕎麦チェーンの「富士そば」この店もこのあと訪問。。注文すると30秒以内で蕎麦が出てくる。

普通の廉価なそばにありがちな柔らかいそば。。。食感だけでほとんど小麦粉のような感じがする。

天ぷらも数種類揚げ置き。。でも客の求めるニーズが提供時間の早さや手軽さであるならばこの店は大変重宝なり。。

名物富士山もりそばも一度は食してみたいと思った。

蕎麦湯はポットでセルフなり。

選ぶのは客。。。いろいろ勉強になるわ。。

新宿歌舞伎町のディプゾーンで見つけた看板。。。「泣けちゃうくらい高収入!」この看板のセンスにぶったまげた。。東京はやっぱ凄いわ・・・

 


カテゴリー 関東地区, 蕎麦 |

東京格安蕎麦店視察①

東京でチェーン展開し、売上高規模が3年で3倍以上となっている立ち食い蕎麦店を2日間で約10店舗くらい視察。

それぞれの店の長所、立地特性や店の広さ、席数、推定原価、メニュー、価格ライン数、売価表示、提供時間、従業員数(作業人数)、推定人時生産などを拾いだして考察。

同業者の友人も同伴していたために意見交換をしながら店舗をまわる。新宿の富士そばや小諸そばなどいろいろ食したがここに書き出すときりがないのでよかったと思う2店舗のみ書き記す。

まずは浜松駅前にある繁盛店舗の「十割蕎麦嵯峨谷。」渋谷や水道橋、虎ノ門などにもあると聞き及ぶ。

この店は冷や麦も有名らしい。店前には食券機が2台。メニューはすべて低価格帯で構成。

人気ランキング1位 小あじ御飯セット。プレミアムモルツの生が150円で人気ランキング5位なのはワロタ。小あじ御飯はショーケースの見本をみるとお茶碗にごはんがよそられてもりそばと一緒にお盆に乗っている。よく見ると、御飯に魚のフレークが乗っている。鯛めしみたいなアジ飯ということ。

当然小あじ御飯480円セットをPUSHする。

食券は奥のカウンターに出し、半券を受け取って番号が呼ばれるまで待つシステム。そば粉は電動石臼製粉機による石臼挽きそば粉。ビジュアルもいい。何も言わずに頼むと、通常より太くて平たい蕎麦。細麺もあるらしい。

出てきた蕎麦は食べると食感はツルツル。噛み応えもしっかりしていていい味。しっかりと氷で締めてあって太めで角が立って舌ざわりがやや硬めのおそば。


濃いめのつゆは関東風。あじご飯はご飯の上にほぐしたあじが乗っていて胡麻がふられているだけだがシンプルな味わいで旨い。これで480円はお値打ち価格。680円くらいの価値はありそう。

きっちり冷えたプレミアムモルツ150円は価格が美味しい。。店内のBGMが「落語」で蕎麦湯も一緒に提供。。戦略とオペレーションの勝利。。

浜松町2-3-22GENZOビル 1F
03-3437-0975

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