本せきぐち

明治17年〈1884年〉創業の表記の店ですき焼きを食す。こちらの「本せきぐち」さんは今も変わらずザラメと薄口醤油で目の前で焼いてくれる関西式のすき焼きを提供していただける稀有なお店。よく比較されるはり重は割り下での提供。

いつもの様に2階の座敷に案内いただいいてビールで乾杯。先付けは梅水晶など特にどおってことの無いもの。この日は最初から若女将さんがついてくれて四方山な話に盛り上がる。

この日は8000円のコースを所望。鹿児島産の和牛とのこと。最初に牛脂と自家製のザラメを鍋に敷いてその上に肉をのせる。溶けてキャラメリゼされた肉の上におもむろに薄口醤油をかける。ジューッと香ばしい音がしてなんとも言えないいい香りが部屋中に満ちる。最初に一枚はカリカリサクサクで脂がジュワッと出て卵の甘みと相まって最高の味わい。

の後2枚目からは野菜も投入。水分が出るので1枚目のキャラメリゼにはならないけども、家庭や関東風のクツクツ煮たすき焼きとは違ってお野菜もシャキシャキでとてもいい。

タレは溶き卵の他に本せきぐち特製のお出汁にとろろ芋入れて青海苔を入れたタレも秀逸。あっさりとスルスル喉を通る。肉が薄めなのでとても食べやすい。

〆はおうどんにお鍋に付いた旨味を全て吸わせて完食。この水やお酒を一切入れない焼くというか炒める感じのすき焼きは脂の甘みがしっかりと感じられてご飯と一緒にいただきたくなる。しかしながらくどくもしつこくもなく食後もスッキリなのが嬉しい。

もっと肉を追加しようかと思ったけどダイエット中なので断念。

食後は東心斎橋のスタンド平にてパイナップルのチュウハイをいただいて口直しをして完了。

大阪市中央区千日前2-2-7

月~土 : 16:00~22:00(L.O.21:00)

毎週日曜日休み


カテゴリー 難波, 和食 |

ひろせ 10月

東心斎橋の畳屋町の雑居ビルにある表記のお店を訪問。月初に献立が変わるのが楽しみで通っていたらあっという間に一年が過ぎてしまった。私が現在大阪で最もコスパのいい和食とお勧めできるお店。コースは8000円のみなんだけど吟味された食材と炭火を使った火入れ、細やかな手仕事や「ゆうの」譲りの創作性など若きご主人の才気あふれる料理は一度いただくとファンになること間違いない。

京焼きの器に入った先付けは舞茸、菊菜、水菜の御浸しに炭火で皮目を炙ったカマスが添えられる。酢橘果汁がかけられていてキリッとした酸味に胃が活性する。

続いては鱧と和歌山産の松茸の春巻き。熊本の銀杏を揚げたものと栗の餡が添えられる。。

この日のお酒は島根県太田市の開春と新聞紙に包まれたトロトロ微発泡の無濾過生原酒を供していただく。

お造りは大葉を挟んだサヨリ、平目、鯛、締め鯖、うおぜ、皮目を炙った鰆の6種盛り。カウンター8席の店で毎日これだけの魚を揃えられることに敬服する。

煮物椀はキノコのひろうす。天然なめこが添えられる。薄口だけども真昆布をしっかり使用した大阪ならではの芯の通った塩梅。。

鰆の味噌漬けは小芋のソースでいただく。マコモダケと縞ささげ、炭焼きの椎茸が添えられる。

酒肴としてとうもろこし豆腐、燻製をかけた黒豆、トリュフオイルで香りづけした卯の花、鱧の卵を寄せたもの。

トロトロに煮込まれた牛頰肉にキノコとジャガイモの餡をかけたもの。箸でつまむと肉の繊維がほぐれるほど柔らかく煮込まれているのにびっくり。味のバランスがきちんと和食になっているのも流石。。

お酒が残っていたので諸味、酒盗、クリームチーズの味噌漬け、卵黄のもろ味噌漬けを出していただく。こういったちょっとした気配りに涙がちょちょぎれる。

食事はイクラご飯。

デセールは白ごまプリンのいえにイチジクとピオーネ、柿を盛り合わせたもの。ボリュームもたっぷりでお腹いっぱい。いつもながら美味しく頂戴いたしました。来月の予約をして店を出る。

大阪市中央区東心斎橋2-8-23イケダ会館1F
06-7713-0543
17:00~翌0:00

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カテゴリー 心斎橋/四ツ橋, 和食 |

コントワールフー

北新地にある表記の店を訪問。こちらは連絡先非公開、紹介制のお店。
訪問した客が帰りに予約をして帰るので一般客の来店が困難なお店の一つ。

料理の内容は超豪華食材を使ったフレンチをベースに、イタリアン、和食、中華の垣根を超えたイノベーティブ。

座付きは200度のオーブンで2時間焼き上げた百合根の上にロシア産のキャビアをてんこ盛りにしたものからスタート。キャビアは塩の代わりで百合根をいただく料理とのこと。

続いては淡路産のメヌケ鯛を熟成させたものに青海苔とガスパチョで作ったスープをかけて五島列島の赤ウニをてんこ盛りにしたもの。食材の組み合わせの意外性にびっくり。

和歌山産の柑橘で酸味を効かせた酢飯状態のご飯に甘鯛を熟成させた角切りを混ぜ込んだもの。この料理は香りの設計がとてもうまく出来ている。

締め鯖の皮目を炙ったものに九条ネギのソースと黒七味をかけていただく。夏の鯖だけど上質な脂が乗っていてシャンパーニュにとてもよく会う。

一度マッシュした富田林産の海老芋の上にローストしたエビを添えたもの。。香辛料とソースの立体感が秀逸。

シャンパーニュはミッシェルツルジー。。とてもドライでフルーティー。。この店の料理は最後まで泡でいただくのがオススメ。

揚げた巨大サイズののどぐろの上にその日解禁のアルバ産の白トリュフをこれでもかというくらい摩り下ろしたもの。トリュフの香りでカウンター席が一瞬で華やかになる。

10人の客の料理を一度に一人で作るんだけど提供する温度や盛り付けのタイミング、サービスも全く隙がないことに敬服する。

柔らかく戻したフカヒレの上には熟成させたクエが鎮座。食材と調味料の出会いも素晴らしい。

黒毛和牛の千本筋部分を3日間かけて柔らかく戻して自家製のラー油で和えた中華風の一品。

途中で大きなキャビアの缶が開かなくなって少しお手伝いをしたら「お駄賃」と言ってキャビアを少し供していただいた。小さな気遣いがとても嬉しい。

締めはマグロ節をベースに魚介のアラを炊き込んだスープを混ぜたラーメン。。このスープが美味しすぎて飲み干しそうになった・・・次回の予約は来年の6月とのことです・・・・会計は自分史上最高の支払いでこちらも記憶に残るものでした。。


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