奈良の里山料理 ほうらんや 3月

わたしどもの会社が経営する地産地消レストラン。橿原にある万葉ホールという公共施設の5階という悪立地。でもおかげさまで大繁盛。お店の主力商品は大和牛とヤマトポークを使用したハンバーグ。この日も新商品の試作と夏のメニューの打ち合わせミーティング。

大人気のハンバーグは大和牛とヤマトポークを指定精肉店から塊で仕入れる。当然個体番号も確認済み。大和牛は関西では「ちまき」と呼ばれる部位を使用。すね肉なんだけど和牛の独特のコクのある甘い脂分が特徴。ヤマトポークは柔らかいもも肉を使用。やさしい脂の美味しさが特徴で、焼いたときの香りと食べた時の口溶け感は牛肉にはないものがある。

担当料理長がそれを丁寧に筋を取って使う分だけミンチにする。牛肉は粗めで豚肉は細かい目。それを専用の機械でこねて仕上げは手で揉み上げる。それらのひき肉を研究を重ねて考えた当店オリジナルの黄金比率で混ぜ合わせ(2014年9月に比率変更)、卵、パン粉、飴色になるまで炒めた玉ねぎと混ぜ合わせる。

塩、こしょうと香辛料は入れるタイミングで味が変わるのが不思議。オーダーが入るたびに大きな鉄板とオーブンで一つづつ丁寧に焼き上げる。

地元産の新鮮な野菜も一緒にオーブンで仕上げて焼き野菜として提供。ゴロゴロした焼き野菜は事前にオリーブオイルと塩で調味して蒸してから焼いているのでかなり美味しい。最後に熱々の鉄板に載せて美味しい焼き音がする間にお客さまのテーブルへお届け。

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この日は新作のスペシャルデミグラスハンバーグを試食する。

まずはソースをつけずに一口頂くのがこの店のスタッフお薦めの食べ方。肉汁がいっぱい出まくるハンバーグじゃなくて肉の味を追求した大人のハンバーグ。肉の甘さと脂の香ばしさがしっかりわかる上質さを目指す。

不要なものは一切いれていないので後口がよくしかもふんわりして軽い・・食材は提供価格の割には最高レベルのものと思っている。

ソースはデミグラスの既成のペーストに赤ワイン、玉ねぎの薄切りとフォンドボー、甘味を出すためのトマトケチャップ、コクと味の深みを出すためのトマトピューレ、ウスターソースに塩胡椒、ブランデーが隠し味でこのソースを大量の牛すじとともに煮込みまくる。ここまでやって不味いわけがないな・・・・

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もう一つの新作のアスパラと筍のハンバーグもソースの出来が最高。かつお出汁に返し醤油を合わせたものにバルサミコ酢を凝縮したものを合わせたもの。角の取れたまろやかな返し醤油とバルサミコ酢の相性が最高。。出汁の味もしっかりと感じる。。これを温泉卵をつぶしたものと合わせて卵ソースとしてハンバーグにまぶしていただく。ここまできたらフレンチの世界である。角切りにされた筍は当然生のものを丁寧に湯がいているので風味も満点。

これはほとんど儲けなしの逸品。予想通り現在注文数ナンバーワン。。この温泉卵とバルサミコ出汁醤油ソースを合わせたものはステーキでもあうし鶏肉でもばっちり。。痺れる美味しさ・・・・・

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御飯は五分突きの玄米を白米に合わせた私どもで健康御飯と呼んでいるもの。みそ汁もいい出来。漬け物も当然自家製。

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現在提供している葛を使用したプリンを更に改良するための試食会。モチッとした食感とサッパリとした甘さのバランスを何度も調整する。葛の量の微妙な加減が難しい。きな粉と黒蜜をかけていただくという趣向。一つ250円で持ち帰りも出来ます。。。。めちゃ美味しいよ・・・・・・。

奈良県橿原市小房町11番5号
かしはら万葉ホール5F


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美々卯本店

表記の店で会合。御霊神社の裏にある落ち着いた感じのファザード。暖簾をくくると店中には箱庭がある。近くにある本町店よりもコンパクトだけど風情と言うか趣がある。この日も人気メニューの飲み放題のついたうどんすき5,800円のコースを頂く。

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先付けは生湯葉。トロトロしてとっても美味しい。

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お造りは三種盛り。僕がマグロが嫌いと言えばホタテに替えてくれた。鯛は養殖なんだけど飴色の身がしっとりしてとっても美味しい。ブランドの養殖鯛なのであろう。旨味もとても強い。小さなこだわりが垣間見える。

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天ぷらの海老も加水していないもの。普通のものだけど仕事はとても丁寧。

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海老芋と三つ葉。。

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筍も秀逸。。春の訪れ・・・

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生麩もかなり美味しかった・・・

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ピチピチの車エビ。これだけ20匹くらい食べたい・・・

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彩りも美しいうどんすきは仲居さんが作ってくれる。具は蛤、鶏肉、めちゃ美味しい焼き穴子、白菜、飛竜頭、菊菜湯葉、椎茸等。うどんは煮崩れしない太くて角ばった独特の形状。薬味は葱やレモン、黒七味など

出汁は宗田節と追い鰹と聞いた事がある。風膿豊かでかなり完成度の高いものとなっている。この日は雨降りでとても寒かったのでかなり温まりました。。

大阪市中央区平野町4-6-18
06-6231-5770


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南蛮亭

難波で焼き鳥と言えばいつもここ。戦後からやっている繁盛点。歌舞伎座の裏は今や「焼き鳥銀座」のようになっていてどこもここも焼き鳥屋だらけ。コスパに優れていてナンバーワンを昔から誇っているのがここのお店。並びのイタリアンのピエーノと1、2にを争う人気ぶり。バス停のある裏口から入る煙モクモクのカウンター席や気候がよくなったらいい感じになる表の席がお薦め。5時の開店と同時に満席になる人気店は焼き場の若い人やホールの外国人までスタッフは皆気合いが入りまくる。

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焼き鳥は3本づつ紙に書いて注文するようなシステムだけど一人だと2本からでOK。ミディアムに焼かれたねぎまは普通に美味しい。3本で330円で高島屋の前にある正起屋の半分の価格。

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肝も超でかい。。ミディアムな焼き加減がとてもいい。安いんだけど焼きがとても丁寧。注文ごとに焼くんじゃなくて同じ串を大量に(15本くらい)焼いて注文のあるところに仕分けて行くのですぐに出来るものと時間のかかるものがある。

焦げたところは丁寧にハサミで切り取る。炭を調整しながら焼き過ぎないように器用に火入れをしておられる。見るからに新しい鶏肉とこの焼き姿を見て出てくる焼き鳥はまずいわけがない。

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カウンターの向こう側でお兄さんが次から次へと焼いているレンコン肉詰めも大人気。鉄板の上にタネを大量に敷いて上から蓮根をムギュッと押さえつけるようにのせる。ボリュームもあって蓮根はシャリシャリでねっとりして美味しい。

ピーマン肉詰めよりもこちらの方が個人的にはお薦め。

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ししとうは口直しにちょうどいい。

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この店のココロも大好物。クセや臭みは全くない。コリコリのシャキシャキ。これ以外にカリカリの巨大な手羽先や苦みがとてもいい濃厚な味の背肝、見た目とのギャップが面白いふわふわのつくねもいただく。裏メニューでお薦めがバターがいっぱいかかったサツマイモのステックフライ。この日は食べなかったけど地鶏の刺身もお薦め。〆は鶏雑炊がマスト。何度頂いても食べ飽きない。

会計はいつも300円。正起屋だといつも5000円の支払いになる。おしゃれな感じは全くないけど若い女性も多い人気店。ごちそうさまでした・・・

大阪市中央区難波4-5-7プラザレスパル1階
06-6631-6178
営業:17:00〜24:00、土日祝17:00〜24:00(予約は19:00まで)
定休:無休


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