深瀬鮓

1948年創業の堺の出島にある持ち帰り専門の穴子寿司が有名なお店。高齢の父親が好きなのでいそいそと買いにいく。お店は普通の民家のような感じでこの日も小上がりの上にはコタツがあった。

最近は店の西側に4台くらい停めることが出来る専用駐車場があるんで便利。場所は国道26号線の出島の交差点を東に入って南海本線の効果をくぐって100mのところにある。阪堺線の御陵前駅から西に徒歩5分。真ん前には鷺橋という橋があって私の祖父がこの場所の出生で生前に寄進したと聞き及ぶ。

店に入るとご主人を含む3人の職人さんがせっせと寿司をつくる。この店の深井さんというご主人のお兄さんが近くにある堺の魚市場で穴子の卸をしている。彼の子供の頃のあだ名はずばり「ア◯ゴ」だった・・・・( _ _ )……….o

そういえば魚市場で乾物屋の息子さんもいて彼のあだ名は「ニボ」(煮干しの略)だった記憶がある。そんなことはどうでもいいんだけど定番の穴子にぎり寿司が900円。箱寿司が600円。それ以外にも海老箱、バッテラ、海苔巻き、握りもある。

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この日は奮発して上穴子寿司2205円を所望する。普通の穴子寿司はいくつか造り置きをしているようで上は注文してから5分くらいで出来上がる。

上と並みの差は穴子の切り身の大きさで分厚い身を大きくカットしているのが特徴。お店の方が一度上を召し上がられたら皆さんそればかり頼まれますと言っていた。お店はひっきりなしの注文で3人の職人さんが平日なのにフル回転。

見るからに柔らかそうな穴子に濃厚な煮詰めが塗られているのが特徴で口に入れるとふわふわで甘くてまろやかで皮のゼラチン質もねっとりしてとっても美味しい。柔らかいのに身崩れしていないのは老舗の技術であろう。

一般的に穴子の旬は夏と言われるが実はこの時期の穴子は脂が乗り切ってこってりしてとっても美味しいということはあまり知られていない。楽屋見舞いや土産にちょうどいいし女性には特に喜ばれる。予約をしてから取りに行くのがおすすめ。

堺市堺区出島町1-1-22

072-241-4593 9:30~18:00

火曜休

深清鮓寿司 / 湊駅御陵前駅寺地町駅

昼総合点★★★☆☆ 3.5


カテゴリー 堺市, 寿司 |

SHRIMP SHRIMP (シュリンプシュリンプ) PART2

昼間に友人とオマール海老の話をしてたらどういうわけか食べたくなって裏なんばにある表記の店を訪問。いわゆる海老バルで裏なんばに2店舗ある。裏なんばが今ほど人が来なかったころはガラガラのお店だったんだけど今や寒空の下のテラスでえびを食べる若い女子を見ることが出来る。

オマール海老の量り売りのお店は大阪では先駆者としてお初天神の「オマール」が最初。そこから破竹の勢いで店舗を展開する「orb」はフレンチやイタリアン、中華などのテイストを組み入れて大繁盛となっている。両方のお店は100グラムあたり600円と以前よりも値上げをされたがこの店だけは500円と据え置き価格。大体250グラムから300グラムくらいのものが多いので2000円くらいで生きたオマールが食せると言うお得感がこの店のウリであろう。

伊勢えび専門店みたいにハードルが高くなく水槽のオマールだけではなく冷凍の廉価版も用意してあり、その他の外国産の適当な名前を付けた冷凍海老も生食をはじめいろんな調理法で提供されているのが受けている理由であろう。味の方は言わずもがなである。 この日いただいたのはオマール海老のみ。

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店員にマジックハンドを借りて一番大きなものを捕獲する。店員の姉さんに写真を撮ってもらう。計量すると950グラムとヘビー級のものであった。 捕まえた海老は焼きか蒸しかと聞かれる。追加料金を払えばブイヤベースやクリームチーズを載せたテルミドールに出来るが今回は蒸しをお願いした。

スチームコンベクションで調理しているのだと思うが時間がかかりまくって寝そうになる。 白ワインの質はイマイチ。。客層が若い方が中心なのでが原価500円から1000円未満の悪酔い系のボトルワインばかり。

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出来上がったオマールはマヨネーズソースでいただく。思いのほかしっかりと身は入っていた。活オマール独特のシコシコした身は食べ応えたっぷり。味噌もたっぷりでガーリックトーストと一緒にいただくとワインが良くすすむ。 しかし大味なので途中で食べ飽きる・・・伊勢エビのように素材自身に甘さや旨さがあまりないのでムシャムシャ食べる感じのものではない。

爪の肉も同様だけど大きいので食べ応えはある。大人数でわいわいと食べるにはいいと思う。水槽ももっと大きなものにして水着に着替えて泳いで捕まえることが出来れば楽しいんだけどな・・・・と思いながら一人で海老を食す2015の正月でした。

  大阪府大阪市中央区難波千日前9-12 千日前セントラル第3ビル1F


カテゴリー 難波, バル |

梁亜楼

裏なんばにあるシンガポール料理のお店。2007年にマルイの裏の路地で中国人テナントオーナーに雇われてマレー人コックのご主人と妊娠中の日本人の奥さんと2人で必死のパッチでお店を運営していて客が来なくて嘆いてた記憶がある。。その頃の名前は「宏亜楼」だった。子供も2人できて長男はもう小学生・・・

そのあと現在の裏なんばのビルの2階に移転して客席も倍以上になりコックも2人雇って昨年は淀屋橋に2号店を出したと言っておられた。辛い時期を知っているので自分ごとのように嬉しい。

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タイガービールで乾杯をしてまずは定番の「カンコン・ブラチャン」(880円)を所望。いわゆるマレー料理のピリ辛の空芯菜炒めで唐辛子と干しエビをペーストした調味料のサンバルブラチャンと油を吸った空芯菜がビールにとてもよくあう。空芯菜は下ごしらえが大変で若くて細い茎と葉っぱを丁寧に分けて準備しないといけない。

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海老の黒胡椒炒め1300円は大きな海老がゴロゴロと4匹入って食べ応え満点。花巻パンを頼んでソースをつけて普段はいただくんだけどダイエット中なんで我慢する。この店ではあまり食べている人を見かけたことがないけど魚の頭がゴロリと入ったフィッシュヘッドカレーも名物。タマリンドやクミンとかがしっかり効いて酸味があるのが特徴。

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口休めに点心盛りあわせを所望するがこれは冷凍の出来合いもの。あとこの店の名物が海南チキンライス。チキンを茹でた出汁で御飯を炊くのでスパイシーな香りが病み付きになる。中国の海南から伝わった料理だけど今はシンガポールの名物料理となっている。皮はツルツルなのが海南仕様。

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こちらのご主人はシンガポールではロースト専門で仕事をしていたらしく北京ダックとこちらのショーヨと言われる皮付き豚のローストが得意料理でこの店でも一番のスペシャリティーとなっている。皮はパリパリで肉はとってもジューシー。。酸味のある中華醤油でいただいたり目の前にあるいろんなタレをつけていただく。塩だけで食してもいい。このローストポークの美味しさには頭が下がる。

他にも海鮮の入ったミーゴレンも美味しいし骨付き豚のリブを漢方のハーブで炊いたパクテーもかなり美味しい。お店が広いのでゆっくり食事が出来ます。普通の酢豚や唐揚げ、春巻きもあるので子供さんも大丈夫。店員さんもいろんな国の留学生ばかりなので雑談も楽しめます。

大阪府大阪市中央区難波千日前13-6大一ビル2F

06-6631-7979

シンガポール料理 梁亜楼東南アジア料理(その他) / 難波駅(南海)近鉄日本橋駅日本橋駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5


カテゴリー 難波, 中華料理, レストラン |