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すし寛 3月

動物園前駅徒歩5分のヘビーユースする西成の超繁盛寿司店。新世界界隈よりも数倍ディープな空気が溢れている動物園前商店街を南下する。商店街には少し違和感のあるオッサンやオバハンが多数いらっしゃる感じ。緊張しながら移動するべし。

この日はブラインドのラン友と久しぶりに会食。基本予約は取っていないので満席かと思いながら訪問するとちょうど客が帰ったところで「ラッキー!」といいながらカウンターに座る。

超高級大衆寿司店と個人的には呼んでいる。大きな水槽には4キロオーバーの平目や河豚、大きなオコゼがうようよ泳ぐ。メニューに価格は一切表記していないがすべては安心価格。

4人掛けの掘りごたつの小上がりには家族連れ、カウンターには個人客と超満席状態が終日続く。カウンターの中では若主人と2人のベテラン調理師。若奥さんを中心に女性が3人でフル回転サービス。寿司以外の旬の魚を使った肴がなにを食しても美味しい。その日のお勧めがホワイトボードに記してあるんだけど種類が多過ぎて好きなものを好きなだけ頼むのがいい。

2014-03-02 18.21.07

ビールと一緒にまずはスケソウ鱈の卵の炊いたもの。。甘くて辛くてとっても美味しい。手前の角のようなものは平目の卵を炊いたものを特別サービス。こんな気配りがとっても嬉しい。あしらえは椎茸と菜の花と子芋。

2014-03-02 18.22.49

国産筍の炊いたのも所望する。柔らかくてとっても美味しい。。寿司を握る係のおじさんと活け魚をさばくご主人と揚げ場担当のおじさんのよどみのない動きが素晴しい。
仕事をしながらお客さんの相手をしてしゃべりまくるこのスタイルは創業60年の年期を感じさせる 。昭和の料理屋さんのいいところだけど凝縮した感じである。お店で働く方々が皆さん優しい。いい空気が充満している。。

2014-03-02 18.22.53

店主お勧めの天然ブリのお造り。養殖魚と違ってぎとぎとしていない。あっさりとして澄んだ味の脂はいくらでも食す事が出来る。甘口の燗酒と共に頂くと至福の時間となる。マグロのトロのジュワッとした脂の溶け方ではなく静かな旨味が後口に残る。

2014-03-02 18.26.13

かなり大振りの天然鯛の刺身はビロードのような舌触り。上品な白身の味を堪能する。鯛がこんなに美味しいと思ったのは初めて。卵を持つ前で今が一番鯛のおいしい時期だと思う。

2014-03-02 19.05.57

アンキモは大振りに切られて提供。臭みなどは全く皆無。日本酒と最高のマリアージュ。こういう本物をたっぷりと食せるお店が今まで全くなかったな。

2014-03-02 19.11.29

メインは河豚の酒蒸しを所望する。骨についた大振りの身を手でつかんでむしゃぶりつく。豆腐にも河豚のエキスがうつってとても美味しい。普段はてっさか唐揚げしか食さないけど酒蒸しもいいなと再確認。難はお酒が進みすぎる事。

2014-03-02 19.34.25

巨大な甘エビはいつも頂く定番。デカすぎで新過ぎの一番ネタ。いつも〆で頂く。。

2014-03-02 19.40.10

最後に大振りの穴子を頂いてお腹いっぱい。食べたいものはまだまだあるけど次回までお預けなり。友人も大喜び。ビールと日本酒を一人3合頂いて会計は一人6500円。相場の半額・・・・

大阪市西成区太子1-15-2
06-6641-6654
15:30〜24:00
月休


カテゴリー 動物園前, 寿司 |

すし寛 1月

えべっさんに友人と行ってその帰りに毎年この日に訪問する表記の店で会食。通天閣周辺は最近出来た新規の大箱の串かつ屋が目白押し。しかしながら平日の夜は全く人通りなし。スマートボール場のおばさんに新年の挨拶をしてそこからジャンジャン横町を通って(どういうわけか八重勝の店が店舗拡張してたな・・・)飛田本通商店街の動物園前一番街に入る。ここまで来ると観光客はほぼいない。洋品店や中国人が接客をするガールズバーを横目で見ながらお店に入る。

2014-01-09 18.42.47

満席状態だったがなんとかセーフ。まずは熱燗で乾杯して突き出しに大好物のトコブシを所望。柚子が添えられて盛りつけもとても美しい。大振りでお正月にふさわしい佳品。商売柄どうしても原価計算をしてしまう。私どもの市場での買値で一つ200円くらいなので原価だけで3つで600円くらいするであろう。

売価はわかんないけど北新地なら3000円くらいだろうな。ショーケースの中にはキンキやのどぐろ、天然鯛などの高級魚がずらりと並ぶ。。いつもすべて制覇したい気持ちになる。

2014-01-09 18.43.20

大好物の鯛の子はボリュームも満点。甘く辛く炊かれてるんだけど野菜はとても薄い塩梅。。お酒が進みまくる。。このほかにもその日のアテやおすすめの食材が産地と共にホワイトボードに書かれている。何を頼んでも間違いはない。値段の表示はないが全く気にならない。職人さんは3人。先代の息子さんが奥さんと共にお店を仕切る。この女将さんとご主人の人柄のよさが寿司の味をよりいっそうおいしくさせる。

2014-01-09 18.57.03

水槽で元気に泳ぐカワハギを薄造りで頂く。肝も大きくて身と一緒に頂くと甘くて身体が震えるくらい美味しい。ポン酢と肝を醤油で溶いた肝醤油の2種類で頂く。交互に頂くと全く食べ飽きない。日本酒お替わり必至の逸品。大きなカワハギだったので食べ応えも満点。

2014-01-09 19.24.08

アラはサービスで豆腐やゴボウと一緒に炊いてくれる。こんな心遣いがとっても嬉しい。10分前まで目の前で泳いでいたので身はプリプリのシコシコ。。付け合わせのゴボウがとてもいい仕事をしよる。

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お店の方が「今日は毛ガニが大きいの入っているよ」との事でお願いする。活け毛ガニをお店でボイルすると言っていた。かなり大きくて700グラムくらいはありそう。ネットで産地から買えば6000円以上はする。味噌もいっぱい入って足の肉と一緒に混ぜて頂くと生きててよかったと言う気分になる。大きい蟹なのでこれだけでお腹いっぱいになる。

ここで麦焼酎のお湯割りを頂く。この日は2人で日本酒4合と焼酎3杯。。このお店に来るといつも飲み過ぎてしまう。。

2014-01-09 19.29.09

マナガツオの味噌漬けがあったので所望する。尾っぽのほうだったけどここが一番美味しい部分。かなり大きな魚体でタバコのサイズくらいの厚みがあった。浸かり具合いも最高で本当においしいお酒の肴である。味噌漬けになるために生まれてきた魚のようである。

2014-01-09 19.49.44

握りはアオリイカに歯舞のウニをのっけてもらう。贅沢なんだけど一度に食べれるんでいつもお願いする。もちろん特製なり。不味いわけはないな。。

2014-01-09 19.47.55-2

大きな甘エビもこの店のスペシャリティーなり。この辺りで満腹になりお勘定。飲みまくって食べまくって2人で12000円。世間相場の半額。北新地の1/4の価格なり。。同伴者が「毛ガニ食べたのつけ忘れてませんか?」と聞いたほど。

定休日は毎週月曜日、営業時間は3時半~深夜12時。。日曜日の昼酒にもぴったり。。土日は満席なので予約を取らないのでなかなか入れない。いつもながらのアットホームな接遇がとても心地よい。。個人的に大好きな大衆高級寿司店なり。

大阪市西成区太子1-15-2
06-6641-6654
15:30~24:00
月休


カテゴリー 動物園前, 寿司 |

すし寛 11月

友人と表記の店を訪問。ざっくばらんに好きなものを好きなだけ食べたいときにいつも利用する。かなりヘビーユースしているお店。御堂筋線の動物園前駅で降りて動物園前商店街の二番街の一番北寄りのエリア。近くには大衆芸能のオーエス劇場がありその南側。

10人余りが座れるカウンター席と4人掛の掘りごたつ式のテーブルが3卓。人気店なので時分どきはカウンターもテーブル席もほぼ満席。常連率8割くらい。創業60年近くでつけ場を仕切るのはイケメンで最近ランニングを始めた2代目。

2013-11-03 19.27.46

ビールで乾杯をしてアテをいくつか頂く。好物の鯛の子の煮付けはあっさりとした塩分控えめのええ塩梅。子芋やインゲンなども添えられて盛りつけも嫋やか。

2013-11-03 19.28.24

高知産の裏旬の破竹筍の煮付け。若布との相性もよくしんみりとした味わいは滋味深い。「ああ美味しいなあ」とつい口に出る旨さ。

カウンターには刷毛で塗る醤油に、鉢に入ったガリ。
関西特有の大衆寿司店であることは間違いないが、天満にあるような廉価店とは少し違う。

2013-11-03 19.29.34

子ダコの煮付けも濃すぎず薄すぎずでとっても美味しい。下処理もしっかりしてあって素材の味もしっかりわかる。。ここで焼酎を所望。。お酒とよく合う。。日本にいてよかったなと思う瞬間。

2013-11-03 20.02.57-1

巨大な子持ちのシャコがあったのでそれも注文。かぼすを絞ってパクパクといただく。。焼酎がどんどんすすみまくる。ここまででビール一杯と焼酎3杯。

2013-11-03 19.42.47

水槽にカワハギが泳いでいたので薄造りにしてもらう。ウマヅラハゲなんだけど巨大な肝を持っていて半分はそのまま、半分は叩いてポン酢に溶いて頂く。肝ポン酢でいただく身はコリコリして上品ではんなりしながらしっかりとした旨味を感じる。かぼすを絞り込んだ肝ポン酢がいい仕事をする。

あらは煮付けにしてくれる。。これがまたお酒をすすめる。。

2013-11-03 20.17.43

ここで冷酒を頂いて寿司をつまむ。巨大な甘エビが3本つけにしたもの。。美味し過ぎる。

2013-11-03 20.19.15

旬の牡蠣の握りは一皿250円。この他天然ブリ、タイラギ貝などを握ってもらって大満足。これで2人で10000円なり。いつも相場の半額。。ええもん食べまくって飲みまくってもこんな勘定。なんか間違ってない?といつも思いながら帰る。

大阪市西成区太子1-15-2
06-6641-6654
15:30~24:00
月休


カテゴリー 動物園前, 寿司 |