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むろ多

調理担当社員の約半数とともに北新地「むろ多」さんに勉強会として訪問する。 店主は某会の先輩で親しくさせていただいているが天保山にある本店は創業60年の老舗である。 この北新地の店舗は5年になると言っていた。 その3代目に当たるご主人は今は無き「南地大和屋」の鈴木氏に師事をし、現在は日本調理師連合会会長師範ほか、数々の要職を兼務すると聞き及ぶ。 週末は年中サーフィン三昧らしく新地のホステスさん達からもサーファーの料理屋さんで有名である。 本日は15000円のお任せコースを所望する。月に2回献立が変わるらしく2月の別の日に来る弊社社員たちは違う献立となる。 若竹茶碗.JPG 座付は若竹茶碗。新筍はひたすら柔らかい。若布も味加減、火入れ完璧。胡麻豆腐の上にはかなり上質な雲丹。。。一瞬で食べつくしてしまう。。。ウマすぎ。。。犯罪。。。。 zensaimurota.JPG 前菜は立春を表現。。。2月4日からはや10日が過ぎるが超寒い。。。雪に模した塩の敷かれた大鉢に美しく盛りつけられた細魚の小袖寿司、トウモロコシをすりおろして固めたモロコシ田楽、なんか甘いお菓子風のおちょぼ、一寸豆、甘エビ麹漬けも日本酒の白鹿の上選の熱燗にぴったり。 awanmurota.JPG 日本料理の華の椀盛は百合根のすり流し仕立て。。。。緑の皮に包まれた帆立の饅頭は出汁の味を邪魔せず素材感もあって実にすばらしい出来栄え。見た目もお味もエクセレントである。 女将さんの栄子さんも実に行き届く心に響く接客をされる。これは実際に行ってみないと分かんない。 超べっぴんであることは界隈でも有名。。。 tukurimurota.JPG もう一つの華であるお造りはまず石鯛の薄造りをポン酢でいただく。かなり上質で包丁の冴えはさすが。。かなり強い肉質の魚であること間違いない。。また別に醤油とワサビでいただきたいぐらいだった。 セカンドの皿は中トロ、アオリイカ。。隣の社員は死ぬほどうまいと言っていた。脂が強いので思いっきりわさびを乗せても辛さを感じないと言っていました。 私はマグロが苦手と言うと・・・・・・ wagyumurota.JPG ステーキを出していただきました(感謝)。。これも脂の融点が低く口に入れると溶けてなくなりました。。。将来歯がなくなったら毎日いただきにあがりたいと思いました。 kakimurota.JPG 炊き合わせは牡蠣酒蒸し。もちろん上質であること間違いない。火を入れてもかなり大きいということはかなり選ばれたものであること推察される。軟軟にかぶらを炊いたものに卵味噌をかけたものも一緒にいただく。日本酒が進みまくる。。。。社員も狂ったように酒のおかわりをし始める。。。行儀はいいのだがお勘定が心配。。。ここで社員に大吟醸注文禁止令を発令する。。 sawaramurota.JPG 鰆味噌漬けは教科書通り。日本料理の基本を完璧に踏襲。。鰆のええとこばっかりをドンピシャの味噌付け加減と火入れの繊細さはさすがである。。。鰆も実に旨い。。。口直しの小松菜お浸しもいい感じ。。 shabumurota.JPG 多分サービスで出していただいただいた冷しゃぶもお腹いっぱいだがするりと入る。。。 このあと釜で炊かれた炊き込みご飯はみんな2回おかわりしていた。。。 赤出し汁も的確な味加減で上質なメロンと苺はお腹いっぱいで若い子に差し上げた。。。。 いまどきの見た目だけ派手な料理ではなく、けれんのない技術と選び抜かれた食材に裏打ちされた正統派の日本料理がいただける大阪では希少なお店である。。。 いい勉強させていただきました。。。。。 大阪市北区曽根崎新地1丁目5番8号 ピアース8ビル1F    06-6341-5262

北新地 むろ多懐石・会席料理 / 北新地駅西梅田駅梅田駅(阪神)


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