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森本 12月

奈良の大和八木駅の近くの橿原市役所の横にある表記の料理屋さんに2度目の訪問をする。お店の横にはご主人のお母さんが育てた野菜の無人販売所がある。この日も友人の貸切食事会に相伴。

前回はランチタイムに懐石のコースをいただいたが今回は座敷でお任せの河豚料理を所望。9kgの巨大天然河豚を10人でいただくという贅沢な趣向。。

座付は蒸し立ての茶碗蒸し。出汁がたっぷりでとろとろの食感。刻まれた牡蠣とトマトが具材。トマトの酸味が全体の味を引き締める。

香川産の海老芋の素揚げ。。ホクホクに仕上げられていて比類なき美味しさ。

3日寝かせた身の刺身。分厚くカットされているので噛み締めると独特の旨味がじゅわっと感じられる。。量もたくさんあって食べ応え満点。ポン酢の美味しさにもびっくり。

鍋のあら身の大きさにもびっくり。頭部分は男性のげんこつサイズ。くちばし部分の鶯もゼラチンがたっぷり。

とんすいに入らないくらいのサイズの骨を手を使ってしゃぶりつく。弾力がありすぎる身は鶏肉のよう。。普段は1kg未満の養殖の泳ぎ河豚をよくいただくので味の異なりは一目瞭然なり。

地元産の椎茸や一日干して旨味を増したエノキなどの鍋野菜もとても美味しい。

皮は「がんば煮」に仕立てられる。河豚皮を乾煎りして醤油、酒、梅干しとニンニクの芽を刻んだ物を加えて煮汁が無くなるまで煮た、 長崎県島原の郷土料理。「がんば」は棺桶のことで河豚に当たったら棺桶に入らなければならないというのが語源と聞いたことがある。

表面の皮は白醤油で作った白ポン酢でさっぱりと供される。

雑炊は濃厚な河豚のエキスがたっぷり入ったもので後味も良くさっぱりといただく。糖質制限中なので一口だけいただく。

デザートはプルプルに仕上げられたくるみどうふ。お酒もたっぷりいただいてお腹いっぱい。会計はお酒込みで一人15000円。。天然河豚のコースとしたら相場の半額くらいのお得な内容でした。ご馳走様でした。。

前回の森本さんはこちら

奈良県橿原市八木町1-4-8
0744-22-3082

森本日本料理 / 畝傍駅八木西口駅大和八木駅

夜総合点★★★★ 4.0


カテゴリー 奈良県, 和食 |

森本

大和八木にある表記の懐石料理店をランチタイムに貸切で訪問。橿原市役所の真横に位置する。瀟洒な一軒家の民家を改装したお店で暖簾をくぐって前栽を抜けて玄関を通って客席に案内いただく。

お店の隣には無人の野菜売り場・・・・

店内はカウンター8席。最初にビールをいただいて座付は西吉野の柿に胡麻クリームを掛けただけのシンプルな料理。しかしながらこの柿が驚くくらい味が濃くて美味しい。

続いては鯛の卵と白子を炊いたもの。お酒が8割と水が2割でほんの少し砂糖を入れただけとは40歳の若きご主人の弁。

鰹節を目の前で削って椀盛の出汁を作る。削る音もご馳走なり・・・

地元のお酒をいただいてお椀の出来上がりを待つ。。   

和食の華である煮物椀は滋味深い蓮根餅と舞茸。。シンプルながら芯の通った逸品。

鶴橋の魚市場から仕入れる天然のカンパチ。。甘酢につけたもって菊とともに供される。

かなりなサイズの鰆は炭火を使った塩焼きで。。中心部がミディアムになるように丁寧に火入れされる。塩加減も完璧。。。あしらえは濃厚なかぼちゃをクリームチーズとともにペースト状にしたものと豆打小芋、甘酢に浸けた梨・・・日本酒が進みまくる・・・

ワカサギの天ぷらはホクホクの味わい。。衣の塩加減も良くて一気に6匹いただいてしまう。

さつまいもの揚げ物も甘々・・・・

蕎麦がきの茸あんかけもシンプルなんだけど色々な茸のエキスの加減が複雑に混ざり合ってあとをずっと引く塩梅。ふわふわの蕎麦がきも秀逸。

食事は信楽の作家の土鍋で供される。

この日は松茸ご飯。。。かすかに芯を感じさせる炊き具合も素晴らしい。噛み締めると米の味がよくわかる。。松茸の香りがさらなる食欲を呼び覚ます。。

甘味は手作りの栗きんとん。。栗100%で作ったものらしく栗以外の味がしない(当たり前だけど・・)ここまででスタートから2時間半経過。。お腹いっぱい胸いっぱい。。。このコースがなんと一人3000円(税別)なり。。会計を間違えているのかと思った。最近稀に見るお値打ち館満載の素晴らしい和食店でした。。。。

奈良県橿原市八木町1-4-8
0744-22-3082

<p><a href=”https://tabelog.com/nara/A2903/A290302/29009412/?tb_id=tabelog_72ec61f9e324a68af09439faba3324467b35545d”>森本</a> (<a href=”https://tabelog.com/rstLst/RC010110/”>日本料理</a> / <a href=”https://tabelog.com/nara/A2903/A290302/R1327/rstLst/”>畝傍駅</a>、<a href=”https://tabelog.com/nara/A2903/A290302/R10115/rstLst/”>八木西口駅</a>、<a href=”https://tabelog.com/nara/A2903/A290302/R10296/rstLst/”>大和八木駅</a>)
<br />夜総合点<span style=”color: #FF8C00;”>★★★★</span><span style=”color: #A9A9A9;”>☆</span> 4.0
</p>

 


カテゴリー 奈良県, 和食 |

ぐーちょきぱー

表記の世にも珍しいそばがき専門店を訪問。普段はメニューがそばがきだけなんだけどこの日は東京から若手の蕎麦打ちの有名店の方が来られて贅沢なコラボイベント。

インスタグラムのみの案内で即日予約満席とのこと。休みの昼間に喜び勇んで店に向かう。

まずは蕎麦の実雑炊。鶏肉、海老、エノキ、菜種が入る。プチプチ、もっちりの食感と鼻に抜けるそばの香りがとてもいい。

酒肴盛り合わせは静岡の国産大豆を使用した豆腐。。牡蠣のオイル漬け、フランス産の鴨ロース、魚肉だけで作ったかまぼこ、菊芋。。

この日のお酒は「森本」「國香」「萩錦」「かなや日和」「常山」「3年熟成
中島屋」など静岡産を中心とした色々なお酒が勢ぞろい。

ここで「ぐーちょきぱー」の店主ふーちゃん特製のそばがき登場。福井県丸岡の新蕎麦で薄い緑色が特徴。蕎麦の身をグラインダーで砕いて鍋の中で水と一緒に練り合わせて出来上がり。ネギ醤油と食塩でいただく。最初は柔らかくてどんどん硬くなってくる食感の異なりも面白い。かそけき蕎麦の淡い味わいは比較できるものが見当たらない。

続いて静岡おでんの登場。大根、黒はんぺん、豚軟骨。真っ黒なんだけど見た目ほど辛くはない。味噌とカラシをつけていただく。日本酒が進みまくる。

おでんを食べている間にふーちゃん特製の揚げそばがき登場。揚げると香りがより強く立つ感じがする。プチプチする食感もご馳走。

最後に蕎麦登場。右は栃木産 秋の新蕎麦。左は静岡産 夏の新蕎麦共に十割。角の取れたツユも素晴らしい完成度。。塩をつけていただくと蕎麦の甘みがより引き立つ感あり。


最後は蕎麦湯でフィニッシュ。。コース一人4200円でした。大満足の素晴らしいイベントでした。。。

過去のぐーちょきぱーはこちら

大阪市東住吉区杭全8-6-4
06-7710-1913
営業時間は要確認
定休日 日・月・火


カテゴリー 東部市場前, 蕎麦 |