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富小路 やま岸

伏見稲荷参拝のあと京都市内にある表記の店を1年ぶりに訪問。京都では指折りの人気店。築100年以上の京都らしい民家を改装した1軒家。

お店は細い路地を通って靴を脱いで入店するスタイル。カウンターに1列に並んだ9人の客が18時に一斉スタート。。

飾り気の少ないシンプルな茶室のような店内には落ち着いた幽けき音楽が流れる。カウンターの中には若いお弟子さんが6名。今年の6月には二条に、8月には香港に新規出店されるとのこと。

シャンペンと麦焼酎をいただいている間に筍の形の器の座付登場。いつもながら演出が素晴らしい。

蓋を開けると筍と鯛白子の飯蒸し登場。筍はひたすら柔らかくてねっとりとした食感の白子は甘くてコク深い。

2品目は骨切りをしてレアに火入れされた穴子を梅肉で和えたもの。うるいと半生のバチコが添えられる。穴子はふんわりと柔らかで脂もしっかりのっていてとてもよく考えられた料理である。

シンプルに潔く盛り込まれたお造りは明石産の真鯛。。脂が乗りまくってかなり美味しい
お醤油と煎り酒で供される。煎り酒でいただくと繊細な桜鯛の味わいがよくわかる。

京都のブランドの物集産の筍。糠湯がきなしで水茹でしたものを醤油をつけて炭火で焼き上げる。。外連のないどこでもありそうな仕事なんだけど筍が美味しくてかなり上質なものとなっている。

湯葉真薯と蛤、春野菜の沢煮椀。。蛤からのエキスがしっかりと昆布出汁と相まってとても膨よかな味わい。。

和歌山産のケンケン鰹。 裏の調理場で藁で皮目を炙ってすぐに供される。私は苦手なのでスキップする。

鰹の代わりに青森県の大間産の紫雲丹を出していただく。気遣いに感謝。。

八寸は大きな皿に合わせて盛り込まれる。まずはプレゼンテーション。長い竹串に刺された薇の黄身酢掛け、百合根の唐墨鋳込み、花丸胡瓜、鯛の卵、車海老、サーモン手鞠寿司、ふわふわに焼き込まれた鰻八幡巻き、蛍烏賊、独活など。

桜の葉の塩漬けに包まれたものは蓮根餅に蕗味噌をかけたものと細魚寿司。小鉢にはタイラギ貝の胡麻和えが入る。

別の大皿には剣先烏賊と山葵菜の和え物が盛り込まれる。まさに曲水の宴を模した盛り込みである。

プレゼンテーションのあとは銘々に盛り付けて供される。

走りの花山椒と路地物の天然木の芽のプレゼンテーション。春の香気がムンムンと押し寄せる。

カウンターで京都産の牛肉をだし汁でのしゃぶしゃぶにして花山椒と木の芽をてんこ盛りに乗せて供される。

北海道産の雲丹登場。この日は淡路産の雲丹の入荷がなかったとのこと。

大量の雲丹をパリパリの海苔で手巻きにした通称「雲丹ドッグ」。客一人ひとりに笑顔とともに手渡される。

蕗の薹の白和えで口休め。独特の苦味が味蕾を刺激する。

旬の桜鱒の塩焼き。新鮮なのでレアに火入れしていますとのこと。皮目はパリパリ身はふわふわ。

食事は一文字に盛られた煮えばなから。

2膳目は唐墨をおろしたものと一緒にいただく。

食事のあとは自家製のやわやわの桜餅と抹茶でフィニッシュ。会計は一人3.5諭吉。。

食事の前に散策をした錦市場は外国人だらけでびっくり。食べ歩きをしながらとても楽しそうでした。。

前回のやま岸さんはこちら

京都市中京区冨小路通六角下る骨屋之町560
050-5263-7655

富小路 やま岸日本料理 / 京都河原町駅烏丸駅京都市役所前駅

夜総合点★★★★ 4.0


カテゴリー 和食, 京都市 |

富小路 やま岸

京都市内にある予約困難店を英会話教室の先生が誘ってくれたので訪問する。お店は京都らしい歴史を感じる一軒家。築100年以上の民家を改装したと聞き及ぶ。

暖簾をくぐり引き戸を開けると飛び石のある露地が登場。お店には靴を脱いで入るレイアウトとなっている。1枚板のカウンターに9人の客が座り18時に一斉スタートとなる。

ご主人の表情の柔らかさが印象的。こちらのご主人は茶道や華道に精通しておられさりげなく生けられた茶花や茶懐石に則った料理の提供方法などとても興味深いものとなっている。

最初はマダムお任せのビンテージシャンパンで乾杯・・・・

食事の扉は柔らかく炊いた淡路の肉厚のアワビ、ホワイトアスパラ、うど、白芋茎。。それを酸味の効いたジュレでいただく。器に光の当たった陰影がとても美しい。

2品目うすいまめすり流しの中に湯葉の真薯と大きな車海老を添えたもの。。海老が好きなのでとても嬉しい。。すり流しの繊細な味もとてもいい。

なにやらうどんが出て来たと思いきや小豆島の太素麺とのこと。それを昆布締めにして河豚の白子で作ったソースで和えたもの。昆布感がしっかりと前に出て濃厚な白子とともにシャンパンにとてもよく合う。。

大きなサイズの昆布締めにしたねっとり食感の白甘鯛と淡路島の走りの雲丹。それぞれを一緒にいただくと悶絶級の美味しさ。

続いてのとり貝は石川県七尾産の超ジャンボサイズ。。まずは殻を向いたものをプレゼンテーション。

 

炭火でさっと炙って供される。身の分厚さといい味のふくよかさといい今ままで頂いたとり貝の中では一番のものであることは確実。

煮物椀はこれもジャンボサイズのアブラメの葛打ちしたもの。ふわふわの身がほろほろと口の中で解ける。脂もしっかりと乗っていて素晴らしい出来栄え。新蓴菜と茗荷が添えられる。

今年初めていただく鮎もしっかりと焼き上げてプレゼンテーションされる。三重県宮川のものと言っておられた。

杉の八寸板に盛られたこんがりと炭火で焼きこまれた鮎と鯛の寿司のちまき。ビジュアルの美しさの秀逸。鮎はヒレ以外頭からすべていただいた。これも辛口のシャンパンと相性がとてもいい。

大きなタイラギ貝を軽く炭火で炙って自然薯と海鼠腸を鞍掛にしたもの。花ワサビが添えられる。。貝好きの私にはたまらない逸品。

ここで日本酒を所望する。。黒龍の純米大吟醸は美味しすぎて残念・・・

蒸しただけの白子のたけのこ炭火焼とコシアブラ天ぷらは普段いただくものとは全く異なるフレッシュな食感が残るワンランク上の美味しさを感じる。続いて卵カステラと鯖のへしこ(ぬか漬け)登場だけど写真撮り忘れ。

分厚いフカヒレの揚げ煮は最初に油で揚げて(だと思う・・・)炊き込んだもの。。山菜の餡もとてもいい。フカヒレの食感にびっくり。。

よくインスタ等で見かける北海道の雲丹を使ったウニドック・・ご主人が直接手渡ししていただける。遊び心も満点・・・

炭火の上で燃えさかる脂を見ながらやっと登場のキンキの塩焼きは身厚のジャンボサイズ。。火入れの良さもさながら食材のパワーに圧倒される。

一文字に盛られた煮えばなの白米は茶道に則ったもの。2膳目はお焦げ部分をいただくんだけどダイエット中のため断念する。ご飯のお供しらす、タラコ、なめ茸、たけのこ山椒煮。

デセールは牛乳プリン。ねっとりとした食感。。。

宮崎産のアップルマンゴーはかなり上質。カウンターで料理を作るところを見ながら最高の食材をいただける。接客もとてもフレンドリーでいい時間を過ごすことができる。

ちなみに次の予約は来年の4月17日とのこと・・10月と12月も予約して店を出る。。

あまりにお腹がいっぱいだったので鴨川周辺を1時間あまり歩いて帰る。

京都市中京区冨小路通六角下る骨屋之町560
050-5263-7655

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<br />夜総合点<span style=”color: #FFD700;”>★★★</span><span style=”color: #A9A9A9;”>☆☆</span> 3.5
</p>

 

 

 


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