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料理屋 植むら

現在、神戸の和食で食べログ2位、ミシュラン2つ星の表記の店を友人と訪問。関西を代表する和食店の一つ。三宮駅から北に徒歩7分ペンシルビルの4階に位置する。いつものように6時に一斉スタート。カウンター11席のみ。普段は夜のコースで普段は23000~25000円(税・サ別)の時価となっている。この日は浜坂産のずわい蟹の特別コース。

ファーストドリンクは麦焼酎を所望。最初に一献やっている間にお客が揃い一息ついたところでご主人が登場。

座付はしんみりと味の入った大根に鰤の身を乾煎りしてでんぶ状にしたものをてんこ盛りにしたもの。つまり和食のブリ大根の再構築。雪だるまを模した器の裏には輪島塗の雪の結晶の蒔絵が施される。

黄交趾焼の器に入った湯葉の和え物には金時人参、赤こんにゃく、チシャ軸、数の子がはいる。数の子と湯葉の食感の異なりが面白い。あしらえは黒豆と菜の花。

最初のお造りは淡路産の骨切りをした伝助穴子に軽く焼き目をつけたもの。山葵を溶いた胡麻醤油で供される。

2つ目のお造りは石川県氷見産の鰤。鬼おろしとともにいただく。あしらえは鰤を挟んだかぶら寿司。口直しにちょうどいい。

煮物椀はずわい蟹の味噌と身を包んだ蓮根まんじゅう。この時期の海藻の神馬草があしらわれる。出汁の塩梅も秀逸。

ここでズワイカニのプレゼンテーション。浜坂産の1.6キロの巨大サイズの上ものをご主人が目の前で目にも留まらぬスピードで捌きまくる様は一見の価値あり。

一つひとつ同じ部位に分けて丁寧にしかも迅速にカニをあっという間に解体する。

最初の料理は足の太い部分をさっと出汁にくぐらせてしゃぶしゃぶ風にカニミソにつけていただく。大きなカニなので繊維の一本ずつがマッチ棒のよう。カニ味噌も水っぽさが全くなくてとても濃厚。

続いては胴体部分の身をスタッフさんが一生懸命にほぐしてくれたものに味噌をかけていただく。日本酒が進みまくってしょうがない。

焼き物は柚庵焼きにした金目鯛に自家製のカラスミのおろしたものをてんこ盛りにしたもの。富田林産の海老芋の揚げたものと一緒にいただく。

ここで熊鍋のプレゼンテーション。実物の熊の手が出てきたのにはびっくり。岩手産のツキノワグマとのこと。出汁でしゃぶしゃぶにして供される。

ほぼ脂肪部分ばかりの熊の身は甘くて滋味深い。嫌な匂いや癖は皆無。九条葱と一緒にいただく。

食事は鰯のたれ焼きと紀州の梅干しを中心に熊の佃煮や海苔の佃煮、香の物など高級旅館の朝食のような上質なものがフルセットで供される。。

口直しは自家製の苺を包んだ羽二重餅。ご主人を始めとするスタッフさんの接遇も素晴らしく最後まで楽しくゆったりと美味しくいただくことができました。こちらのお店は大人気店なので数ヶ月待ちの予約となってます。

神戸市中央区中山手通1丁目24−14 ペンシルビル4階
電話番号 078-221-0631


カテゴリー 和食, 神戸市 |

料理屋 植むら

グルメ友人のランチ会に誘っていただき休日のお昼に表記のミシュラン2つ星のお店を訪問する。
お店は阪急三宮駅から北に徒歩7分歩いたビルの4階に位置する。この日は15000円のランチコースを11名で相伴する。

先付けは柔やわの玉子の茶碗蒸しにイクラをかけたもの。イクラの皮が柔らかく口の中で全く当たらない。。

煮物椀はずわい蟹の真薯。殆ど蟹の身ばかりで中には生の蟹味噌が鋳込まれている。白味噌の塩梅加減もドンピシャでかなりレベルの高い椀となっている。

蓋を見ると細かくルミナリエの蒔絵が施されている。輪島で特別に作っていただいたとのこと。。

軽く燻製をかけた新鮮な鰆を皮目だけを炭で炙って漬けにして刺身として供される。片方にはすり潰した葱。もう片方はマスタードを添えていただく趣向。魚が美味しいのみならず手を加えてさらに美味しさを引き出しておられるのはお見事である。

メインディッシュの蟹料理は前日から時間をかけて仕込まれると聞き及ぶ。ガラスのドーム型の器もこの料理のために特注されたらしい。

蓋をあけると美しく盛り付けられたセコガニ登場。同じような殻を使った盛り付けは最近よく見るけど端正さはこちらのお店がピカイチである。脚肉の下には肩肉、内子がたっぷりと入る。これを温かいお酢ででいただくという趣向で器の美しさも含めかなり完成度の高い逸品となっている。

口直しの菊菜と菊花のお浸し。限りなく優しい穏やかな味わい。

フライパンを使って照り焼きにした北海道産の鰤の上に湯がいた栗を卸し金で細かく糸状にしたものを乗せたもの。。栗の風味と鰤の醤油味を一緒に楽しむ。

「ボウズゴロシ」と言われる山陰地方の海藻。美味しすぎて体にいいので医者と坊主が仕事がなくなるというところから名付けられたと昔聞いたことがある。

最近よく見る富田林産の海老芋に蟹餡をかけたもの。。揚げ銀杏、芽葱、食用菊が添えられる。

食事は香川産の新米とキンメ鯛の煮付け。。私はダイエット中なのでこれはパスする。。

甘みは手作りのシャインマスカットを芯に入れた出来立ての大福餅。ご主人の仕事をしながらのウイットに富んだ会話も面白く、スタッフさんの丁寧な接遇も素晴らしい。。いつも時間があっという間に経ってしまう神戸の名店です。

神戸市中央区中山手通1丁目24−14 ペンシルビル4階
電話 078-221-0631

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料理屋 植むら 9月

友人に誘っていただいていつもの英会話教師と食事会に参加。神戸の和食で食べログ2位、ミシュラン2つ星のお店。三宮駅から北に徒歩7分ビルの4回に位置する。貸切だったのでこの日は6時に一斉スタート白木のカウンター11席のみで夜のコースで23000~25000円(税・サ別)の時価となっている。

ご主人のご挨拶からスタート。店主の植村良輔さんは金沢の名店である浅田屋の【浅田屋東京店】や関西の日本料理店で修業後に独立とのこと。

ビールをいただいて最初はいきなり松茸の天ぷら。和装のきれいな女性がクレープのように紙で巻いた熱々の松茸を手で渡してくれる。

座付でいきなりのインパクトはさすがである。ビールと一緒に美味しくいただく。

この日使用する松茸と舞茸のプレゼンテーション。長野産と言っておられた。

炭で焼き込んだ大きなノドグロをイクラを添えて丼にしたもの。これでかなりお腹が温まる。

続いては信楽の特注の器に入った土瓶蒸し。2時間くらいかけて蒸しているので具材から出るダシの味が濃厚。中身は毛ガニをたっぷり入れた真薯、車海老、松茸、舞たけ、銀杏など。

明石の鯛を塩をして山葵で和えたお造り。大きくカットしているので噛みごたえ満点。器は古伊万里。染付けが美しい。

新鮮な鰆を皮目だけ焼き上げたもの。焼きねぎと辛子のソースが添えられる。身は淡白だけど旨味は鮮烈。

明石産の鱧は生姜醤油で供される。骨切りの細かさはお見事。。

この日は九平次の純米大吟醸と黒牛の生酒のマリアージュを楽しむ。

こちらのお店の名物の切子のグラスは壮観である。

と言っている間に岐阜で取れた活鮎のプレゼンテーション。かなり大きなサイズ・・・

炭火の前でじっくりと焼くこと50分。めくるめく変化する団扇のメッセージが面白い。

こんがりと時間をかけて焼きあがった鮎は頭部分は唐揚げ状態。お腹はワタでほろ苦く、卵の部分はプチプチした食感があり、尻尾部分は味が濃い。。。当然背骨も焼き切れているので美味しくいただいた。

炊き合わせは柔やわに蒸された鮑と蛸と蛸の卵の海藤花と小芋を合わせて鮑を炊いたダシをゼリーにして倉掛けされたもの。。

炊き込まれて焼いたフカヒレの餡掛け・・・・かなり贅沢な逸品である。。

香川県の日の出製麺所で特別に作っていただいているうどんにイタリア産の黒トリュフを思いっきり掛けたもの。削りたてのトリュフの香りが鮮烈。。。

食事は旬のサンマを焼き上げたものと大葉と大根おろしを炊きたてのご飯にのせてかき混ぜたもの。いわゆるサンマご飯。。

下処理が丁寧なので小骨や苦味、嫌なくせなどは全くない。脂が乗りまくっているので身はふかふか。

デセールは杏仁豆腐とイチジクとブドウのアソートしたもの。

スタッフさんの気配りも素晴らしく。またご主人もお客さんとコミュニケーションを取りながら料理を作られるので初めての方でも安心。ただし会計はそれなりです。。。

神戸市中央区中山手通1丁目24−14 ペンシルビル4階
電話番号 078-221-0631

 

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<br />夜総合点<span style=”color: #FF8C00;”>★★★★</span><span style=”color: #A9A9A9;”>☆</span> 4.0
</p>

 


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